押し入れシャワーとは?

良い家をつくりたい。
先生、「押入れシャワー」って何ですか?

建築とインテリア研究家
押入れシャワーとは、1間サイズの押入れを改修してシャワールームにすることだよ

良い家をつくりたい。
押入れがある部屋にシャワールームを作るということですか?

建築とインテリア研究家
そうだね。高齢者や介護が必要な人の寝室の隣にシャワールームを新しく作るスペースがなくても、押入れがあればシャワールームを設置できるんだよ
押入れシャワーとは。
住宅関連の用語である「押入れシャワー」をご存知ですか?押入れシャワーとは、1畳ほどの押入れを解体してシャワールームに改装することを指します。設備機器メーカーの中には、給湯設備や水栓、排水設備、さらには床・壁・天井・ドアまでを含むユニット商品を提供しているところもあります。介護や介助を必要とする高齢者のお部屋にシャワールームを新たに設置するスペースがない場合でも、押入れ1つがあれば、そこにシャワールームをつくることができます。
押入れシャワーの概要

-押し入れシャワーの概要-
押し入れシャワーとは、狭いスペースでもシャワーを浴びられるように設計された、コンパクトで機能的なシャワーシステムです。押入れやクローゼットなどの限られた空間に設置することができ、賃貸物件やワンルームマンションなどでシャワーを確保したい場合に最適です。一般的な押し入れシャワーは、シャワーヘッド、ホース、排水口で構成されており、押入れの壁や床に固定することで使用できます。コンパクトな設計のため、設置や使用が簡単で、スペースを有効活用できます。
押入れシャワーのメリット

押入れシャワーのメリット
押入れシャワーには、さまざまな利点があります。まず、省スペースで設置できることです。押入れは通常、部屋の中で使われていないスペースであるため、シャワーをそこに設置することで、他の空間に影響を与えることなく、追加の浴室スペースを確保できます。また、押入れシャワーはコストを抑えて設置できます。新築や改装でフルサイズのバスルームを追加するよりも、押入れシャワーの設置にかかる費用は一般的に低くなります。
さらに、押入れシャワーはエネルギー効率に優れています。押入れは通常、換気の良い場所にあるため、シャワーから発生する湿気が部屋全体に広がるのを防ぎます。その結果、冷暖房にかかるエネルギー消費を削減できます。また、押入れシャワーは、高齢者や体の不自由な人に便利なオプションでもあります。低い浴槽や滑り止めの床を備えた設計によって、安全かつ快適な入浴体験を提供します。
押入れシャワーのデメリット

押入れシャワーのデメリットとして挙げられるのが、まずその狭さです。押入れは元々収納スペースとして作られているため、シャワーを浴びるにはかなり窮屈です。また、換気が悪いことも問題です。押入れは密閉された空間なので、シャワーを浴びた後に湿気がこもり、カビや細菌が発生しやすいです。さらに、給排水設備の設置が難しいという点もデメリットです。押入れは通常、給排水設備が備わっていませんので、シャワーを設置するには大がかりな工事が必要になる場合があります。
押入れシャワーの注意点

押入れシャワーの注意点
押入れシャワーは便利な一方、設置にあたっては注意すべき点がいくつかあります。まず、押入れ内の広さは十分かを確認します。シャワーヘッドやホース、椅子などが収まるスペースが必要です。また、防水対策を講じることも重要です。押入れは湿気がこもりやすいので、床や壁に防水シートを貼ったり、換気扇を設置したりして、カビや腐食を防ぎます。さらに、排水処理にも注意しましょう。押入れには排水口がないため、バケツやポンプを使用して、浴槽や洗面所などの別の場所で排水する必要があります。
押入れシャワーの設置方法

押入れシャワーとは、押入れの中に設置するシャワーのことです。雨の日に洗濯物が干せなかったり、寒い時期に子どもをお風呂に入れにくかったりする場合の選択肢として注目されています。
押入れシャワーの設置方法は、まず押入れ内に給水管と排水管を通します。次に、シャワーヘッドと混合栓を取り付け、壁に保護パネルを設置します。最後に、シャワーカーテンを吊るして完成となります。設置難易度は高くありませんが、専門業者に依頼することも可能です。