引戸とは?メリット・デメリットを解説

良い家をつくりたい。
先生、『引戸』って何ですか?

建築とインテリア研究家
横にスライドさせて開け閉めする扉のことだよ。開け放したままにしておけるのが長所なんだ。

良い家をつくりたい。
なるほど、ドアみたいに開けるスペースがいらないんですね。

建築とインテリア研究家
その通り。ただし、気密性や遮音性はドアに劣るというデメリットもあるよ。
引戸とは
「引戸」とは、障子や襖のように横にスライドさせて開閉する扉のことです。ドアと違い、前後に開閉するスペースが必要なく、開放したままにしておくこともできます。ただし、ドアに比べて気密性や遮音性は劣ります。

引戸は、壁や柱に沿って横にスライドして開くドアのことです。壁や柱のスペースを有効に活用でき、開閉時のスペースを必要としません。また、バリアフリー性にも優れています。車椅子やベビーカーを使用している人でも、容易に開閉することができます。引戸は、住宅をはじめ、オフィスや店舗など、さまざまな場所で使用されています。
引戸のメリット

引戸には、数多くの利点があります。まず、省スペース性が高く、開閉時に空間を占有しません。そのため、狭い廊下や部屋でも設置できます。また、バリアフリー対応に優れており、車椅子やベビーカーを利用される方でもスムーズに使用できます。さらに、開閉が容易で、力を入れずに軽くスライドさせるだけで開閉できます。そのため、お年寄りやお子様でも安心して扱えます。
引戸のデメリット

引戸のデメリットとしては、開閉時に敷居を跨ぐ必要があることが挙げられます。段差があると躓いたり、車椅子での移動が難しくなったりする恐れがあります。また、開閉時に音が鳴ることがあり、静かな環境では気になりやすい場合があります。さらに、引戸は開閉時の空気の通り道が限られるため、換気がしにくく、湿気がこもりやすいというデメリットもあります。
引戸の種類

引戸は、その構造や用途に応じてさまざまな種類があります。
最も一般的なタイプは、壁に埋め込まれたレールに沿ってスライドする片引き戸です。一方、両引き戸は中央から左右にスライドし、開口部をより広くすることができます。また、引き込み戸は壁の中に完全に引き込むことができ、壁面をすっきりとした印象に保つことができます。さらに、引き違い戸は複数の引き戸パネルを重ね合わせることによって、広い開口部に使用できます。それぞれのタイプには異なるメリットやデメリットがあり、設置場所や用途によって適切なものを選択することが重要です。
引戸の選び方

引戸の設置を検討する際には、素材、デザイン、サイズ、機能などの要素を考慮することが重要です。素材としては、木材、アルミ、スチールなどがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。デザインは空間の雰囲気に合わせて、モダン、和風、ナチュラルなどさまざまなものから選択できます。また、設置スペースに合った適切なサイズを選び、必要に応じて障子数や開口幅を調整することも大切です。さらに、防音性や断熱性、セキュリティ機能など、追加の機能を考慮するのも役立ちます。